『ポルターガイスト』
2018年 06月 26日
わが国でもNHKの放送終了時は「君が代」が流れたっけ。
今じゃ24時間放送が珍しくないけれど、まだまだテレビの深夜放送が珍しかった時代だ。
ここまで比較的理詰めでお話が進められてきたので、一気にファンタジー方面に舵を切ったというか、胡散臭さが醸し出されるために、ここで脱落してしまう観客もいるかも知れない。
映画はここまでで三分の二まで来ている。
この胡散臭い人物が実はかなりの実力者で、これまで事態を持て余し気味だった専門家たちに代わり、見事に解決方法を見つけ、ようやくキャロル・アンを取り戻すことに成功。
ところが上映時間はまだ残っている。
同時期に『E.T.』を監督していたため、多忙なスピルバーグはトビー・フーパーに監督を委ねたものの、未だに真の監督は誰なのかが話題になるのは、他のプロデュース作品と違って(自ら脚本も手掛けているということもあるのだろうが)如何にもスピルバーグらしい作品だと受け取る人が多かった証拠だろう。
スピルバーグ印なので、ホラー映画ではあっても一応はファミリーピクチャーに分類されると思うが、母親役のジョベス・ウィリアムズにはちょっとセクシーなショットが盛り込まれている。
緊迫したシーンなので息抜きにはならないし、サービスカットだとしても入れるタイミングがなあ…。
【ひとこと】
今回はBlu-rayで鑑賞したのだが、搭載されてる日本語吹替が酷すぎ。
といっても出来の問題ではなく、ブツブツ切れてしょっちゅう「原語+字幕」に切り替わってしまうので、落ち着いて見てられないのだ。
新録するか追加録音するか、あるいはもっとカットの少ないヴァージョンでの収録は出来なかったものか。
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