『フラッシュ・ゴードン』
2018年 07月 06日
となるとこの作品を抜きには語れません。
ジョージ・ルーカスが自らの手で再映画化を熱望して果たせず、代わりに生まれたのが『スター・ウォーズ』というのは有名な話。

出てくる人物はクレイジーな連中ばかり。
主人公のフラッシュやその恋人となるヒロインのデイルも相当なおバカだし、悪役のミン皇帝やその娘のオーラ姫(オルネラ・ムーティがビッチっぷりを発揮)は言うに及ばず、一見被害者面してるザーコフ博士もその実”諸悪の権現”だったりする。
『スター・ウォーズ』はB級映画をA級の娯楽大作に仕立て上げ、それが観客の心を掴んだのだと思うが、この作品は巨費を投じながらもチープなB級作品、に留まってしまった。
熱心なファンは数多いが、カルト大作と祭り上げられるまでにも至らないようで、豪華なキャストも含め、壮大な無駄遣いに終わった底抜け超大作といったところ。
以前にも書いたけど、この際ルーカスは『スター・ウォーズ』が我が手を離れた今こそ、もう一度『フラッシュ・ゴードン』の再映画化にチャレンジしてみたらどうだろうか。
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