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『グレートマジンガー対ゲッターロボ』(1975)

『グレートマジンガー対ゲッターロボ』(1975)_e0033570_23341583.jpg1975年春の<東映まんがまつり>の目玉作品の一つで、これまでの経緯を考えるとこの顔合わせは順当なもの。
謎の宇宙人が送り込んだ宇宙怪獣ギルギルガンの襲来を前に、功名心に駆られいがみ合う両チームが、その蟠りを捨てて共闘するまでを描いている。

映画ならではと気負った部分も見られず、脚本・演出共に卒なくまとめられているという印象で、安心して見ていられる一本。
お話もわかりやすく、画面も見やすく、キャラクターもうまく整理されており、サイト内の感想でも触れているが、クライマックスのアクション・シーンにBGMが流れないことを除けば、これといって不満もない。
『グレートマジンガー対ゲッターロボ』(1975)_e0033570_105436100.jpgこれは従来の作品とは違って、劇場用作品として別スタッフを編成することなく、TVシリーズのスタッフをそのまま起用しているからだろう。作画も安定しており、TV版の延長線上の作品として違和感なく楽しめるのは嬉しい(『マジンガーZ対デビルマン』も『マジンガーZ対暗黒大将軍』も、TV版と比べると若干の違和感が残る)。

また本作は、『デビルマン』の後日談プラス、ジェットスクランダー開発をTVと並行して描いた『対デビルマン』や、グレートへの移行を先行してお披露目した『対暗黒大将軍』とは違ってTVとの柵はない。ミケーネ帝国も恐竜帝国も存在していない(?)世界だ。
これは両シリーズを見ていない、或いはどちらか一方の作品しか見ていない人でも、映画に溶け込みやすいという利点ともなっている。おそらくは上映時間の短さから生み出された苦肉の策ではあろうが。
『グレートマジンガー対ゲッターロボ』(1975)_e0033570_23115633.jpg
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by odin2099 | 2006-02-12 22:55 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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