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『フレッシュ・ゴードン』(1974)

フラッシュならぬ”フレッシュ・ゴードン”が活躍するSF映画で、『スター・ウォーズ』人気に便乗して1978年の春休みに公開された。

『フレッシュ・ゴードン』(1974)_e0033570_20570526.jpg…のだが、知ってる人は知っている、知らない人は全く知らない話だろうが、この映画は『フラッシュ・ゴードン』をベースにしたパロディ・ポルノ映画なのだ。

なんとかブームに便乗しようと3年も前の作品を引っ張り出し、ボカシを入れたりトリミングしたりで一般映画として上映されたのだが、映画館へ足を運んだ家族連れはさぞ気まずい思いをしたんだろうなあ。

宇宙の彼方から地球に降り注いだ怪光線。
これを浴びた人は理性を失い、色情狂と化してしまう。
高名な科学者の息子フレッシュ・ゴードンは地球を救うために、ジャークオフ博士や恋人(となった)デイルと共に、光線の発信元であるポルノ星へ向かい、皇帝ワングを倒すために飛び立った。

――というお話で、約四半世紀ぶりに再観賞。

『フレッシュ・ゴードン』(1974)_e0033570_20572253.jpgリック・ベイカー、ジム・ダンフォース、デヴィッド・アレンら気鋭の若手やベテランが混在したSFXチームの仕事ぶりは一見の価値はあるものの、全体的には低予算というよりアマチュア映画のような出来。

以前見たビデオソフトよりは、今回見たDVDの方が<ヘア解禁ノーカット完全版>と銘打ってるだけに、おそらく以前はカットされたシーンも復活し、ボカシも少なくなってると思われる。
だが、『シンドバッド』シリーズや『キングコング』、『スーパーマン』などのパロディも笑えないし、お話もグダグダなのは全長版でも相変わらずだ。

篤志家のみどうぞ。


by odin2099 | 2018-07-09 21:03 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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