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『スピーシーズ/種の起源』(1995)

『スピーシーズ/種の起源』(1995)_e0033570_21001449.jpg地球外生命体の捜索を目的とし、宇宙へ電波を送信するSETI計画。ある日それに対し、未知の存在から返信が届いた。そこに記されていたDNAデータを解析した科学者グループは、地球人のDNAとの結合実験を極秘裏に進め、それによって誕生した少女を「シル」と名付け研究対象としていた。
だがやがて彼女の危険性に気付きその存在を抹殺しようとするのだが、逆に彼女に逃げられてしまう。
超能力者、科学者、そして殺し屋。各方面から集められた特殊チームは彼女の追跡及び殺害の任務を帯び、行動を開始する。一方「シル」も生殖のための相手を求め殺戮を繰り返していた…。

人間離れした美貌のナターシャ・ヘンストリッジが人類とエイリアンのハイブリッド・クリーチャーを演じたSFホラー。
クリーチャーのデザインは「エイリアン」のH・R・ギーガーで、美貌の宇宙怪人が人を襲うというのは「スペースバンパイア」と、これまた良いとこ取りのハイブリッドな作品。

出演はベン・キングズレーにマイケル・マドセン、アルフレッド・モリーナ、フォレスト・ウィテカー、マーグ・ヘルゲンバーガーと渋いメンツが揃っているが、今見るとみんな若いし細い。こんな時代もあったんだなあ、と隔世の感がある。

撮影当時は20歳くらいだったと思われるナターシャ・ヘンストリッジの整い過ぎた容姿は、未知の存在たるクリーチャー役にはピッタリ。しかもモデルだけあってスレンダーながら出るところは出てるボディも、交配のために男を物色するという設定に説得力を与えている。

ただ以前見た時はもっとヌードシーンが多い印象だったのだが、見直してみると「スペースバンパイア」のマチルダ・メイほど多くはないし、オールヌードを披露してるショットも殆どなかった。記憶が美化されていたのかも。
まあ何れにせよ地球を征服するならば、若い全裸の美女を送り込めば楽勝、というのは間違いなさそうだ。

少女時代の「シル」を演じていたのは、子役時代の(当時は14歳くらいか)ミシェル・ウィリアムズ
あどけない表情が何とも可愛らしいが、今じゃナターシャ・ヘンストリッジよりも大成してる。



by odin2099 | 2018-07-16 21:04 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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