今夏公開の映画で実は一番楽しみなのが「インクレディブル・ファミリー」。
しかもどうやら前作直結の続編らしいので、やっぱり前作見ておかないと。
しかし前作が2004年で、直結の続編が2018年って何気にハードル高いよね。
新作公開に合わせての前作のテレビ放送はあるみたいだけど、公開が始まるとやっぱりみんなレンタル店に走るのかなあ。

見直すのは劇場公開以来。
当時は吹替版での鑑賞なんか考えられなかったけれど、その後はコロッと宗旨替え。
今回はせっかくだからと吹替版を選んだけれど、Mr. インクレディブルに三浦友和、イラスティガールに黒木瞳、シンドロームは宮迫博之、そしてヴァイオレットには綾瀬はるかと見事にタレント吹替で、正直言ってこれはキツイなあ。中には上手い人もいるけれど。
それはさておき、映画そのものは十二分に愉しめた。
上映時間2時間弱はちょっと長いので、ホントは90分から100分位に刈り込んだ方が、と思わないでもないけれど、何気ない日常描写も結構気に入ってるのでこれくらいで丁度良いのかな。
そしてこれは何度も書いてるけど、一家のお母さんのヘレン=イラスティガールがとってもチャーミング。
なんといっても彼女が正ヒロインだし、娘のヴァイオレットが見た目も性格もアレなんで、どうしたってヘレン推し。
人妻萌え~なのはマズいと思うけど、こればっかりは仕方ない。
ブラッド・バード監督の前作
「アイアン・ジャイアント」でも、主人公ホーガース少年の母親
アニーが一番魅力的だったんだよなあ(この作品には他にメイン格の女性キャラは出てこないが)。
あちらは人妻じゃなくてシングルマザーというか若き未亡人(という設定らしい)だけど、ともに母親キャラが中心なのは偶然ではなさそう。
ところでワーナーで「アイアン・ジャイアント」を作ったブラッド・バード監督が、なんで2作目をピクサーに移って作ったのかなと思っていたら、実はワーナーのアニメ部門が凍結され製作が宙ぶらりんになってしまったところを旧友のジョン・ラセターに拾われた、という経緯があるそうな。
そのままワーナーで作っていたら、DCコミックのヒーローたちのパロディ要素が増えたのか、それとも逆に一切なくなっていたりしたのかな。
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