主演は「褐色のエマニエル」と呼ばれたラウル・ジェムサー(この作品では”EMANUELLE”名義)で、監督はアルベルト・トーマス(ビット・アルベルティーニ)。
主人公のエマニエルは女性カメラマンで、仕事で訪れたアフリカで自由恋愛主義の夫婦やその友人たちと触れ合い、愛の遍歴を重ねるというもの。
ラウラ・ジェムサーは美人度でいえば本家シルビア・クリスタルより上。
程好く均整の取れたしなやかな肢体は、観る者を十分に魅了。
またどちらかと言えば終始受け身の本家エマニエルより積極的で、相手を翻弄する小悪魔の要素も持ち合わせており、それに白い肌のブロンド美人が準ヒロイン格で絡んでくるので、様々な面で対比の妙を味わえる。
お話にはこれといって語るべき点はないが、無邪気なのか計算づくなのかわからない奔放なヒロイン像にはなんとなく惹かれ、そそられるものがあるのは間違いない。