トム・クルーズがIMFのエージェント、イーサン・ハントを演じるシリーズ第5弾。
ラスボスが死なず、逮捕で終るのはシリーズ初。
イーサンのチームは今回は前作からルーサー、ブラント、そしてベンジーがスライドしているが、今回はベンジーとのバディ物の雰囲気が強い。
回を重ねる毎にベンジーの比重が大きくなっていくが、シリーズ随一の愛されキャラだし、トムもお気に入りなのだろう。
ブラントは一見すると終始イーサンと対立している嫌味なキャラに見えるが、その実もっとも信頼されているのかも知れない。
皆勤賞のルーサーはイーサンの親友ポジに徹していて、今一つ存在感に乏しい。

敵か味方か謎の美女イルサが今回のヒロイン。英国諜報部のエージェントで、その実力はイーサンに拮抗。
演じるレベッカ・ファーガソンは、初見の時は微妙だなと思ったのだが、改めて見るとなかなか佳い女。黒ビキニや身体にフィットしたライダースーツ姿もなかなかセクシーで、次回作へ連投と異例の抜擢を受ける。ちなみに彼女とトムの年齢差は20以上あるのだけれども…見えない。
IMFサイドではハリス長官という新キャラが出てくるが、毎回組織がガタガタになるIMFにあって、彼も次回作へ続投してる模様。上層部が入れ替わってばかりなのでそろそろIMFも落ち着いて欲しいものだ。
演じてるのはアレック・ボールドウィンで、若かりし頃は”第二のトム・クルーズ”的な売り出し方をされていた記憶があるが、実際にはトムより4つ上。しかしもっと歳が離れてるようにも見えてしまう。
それもこれもトムが年齢を感じさせないバケモノだからで、予告編で度肝を抜いた飛行機でのスタントが、実は本編のクライマックスどころかアバンタイトル部分に過ぎなかった、というあたりから実に狂った映画だ(褒めてます)。
トムが自らこなすスタントは一体どこまで行くのだろう?
今回の監督はクリストファー・マッカリーで、「アウトロー」で監督・脚本を務めて以来、「ワルキューレ」や「オール・ユー・ニード・イズ・キル」や「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」の脚本を担当し、この続編でも脚本・監督を担当と、すっかりトムの御用達。
しかし本来この人の次回作はハリウッド版「宇宙戦艦ヤマト」の監督だったはず。この分だといつになったら着手出来るのやら…? それとも「ヤマト」にもトムを出す気かな。
【ひとこと】
ハーマイオニー・コーフィールドちゃんはやっぱり可愛い!<過去記事>