74年夏の<東映まんがまつり>で上映されたのは、第1話「すてきな魔女がやってきた」。
人間世界へとやってきたメグと、これから生活を共にする神崎一家との出会い。
”家族”というものを理解できないメグと、一家とのぶつかり。
しかし魔法で疑似的に築かれた”家族”ながらも、その絆は本物だった。
のっけから重たいテーマを内包しつつも、表面的には明るく元気なメグの魅力で突っ走る、シリーズの開幕としては文句なし。
サービス精神も旺盛で(?)、パンチラだけじゃなくスケスケのネグリジェ姿、ランジェリー姿を惜しげもなく披露。
それが過度に嫌らしくならないのは、上品で流麗な荒木伸吾の絵、プラス吉田理保子の声あってのこと。
男女問わずに人気だったメグちゃんの魅力は、今日でも十分に通用すると実感。
しかし今ではなかなかこういう作品は作れないだろうなあ…。
今回見直してちょっと意外だったこと。
メグとノンは、人間界に来て初めて出会ったんだね。
魔法界にいる時からのライバルだと思ってた。
それとも途中で設定が変わった?
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