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『ブラックパンサー』

<マーベル・シネマティック・ユニバース>の18本目だが、13本目の「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の続き。
その一件からどのくらい時間が経過してるのだろうか。

『ブラックパンサー』_e0033570_13561672.jpgというのもティ・チャラと再会するまでナキアが王の死を知らなかったからで、いくら彼女がスパイとして世界各地を飛び回り多忙を極めていたとしても、小なりと雖も一国の王の死、それも世界で注目されているソコヴィア協定絡みで殺害されたとなれば、世界中で報じられて然るべきだと思うからなのだが。
公式なのかどうかはわからないが、一応は「シビル・ウォー」の一週間後という設定はあるようだが、何となく釈然としない。

この作品では「マイティ・ソー」同様に王位簒奪劇が描かれる。
「ソー」では謀略を持って王位を追われるのに対し、こちらは表向きは正当な手続きを経、しかも王者側に簒奪者に対する負い目があって、という立場の違いもあるため焼き直しとは感じさせない。
もちろんティ・チャラとソーのキャラクターの違いもあるが、古典的な(普遍な)物語もアレンジ次第ということか。

前作(17本目)の「マイティ・ソー/バトルロイヤル」は、次回作である「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」への壮大な前フリで終ったが、こちらはそこまでの煽りはなくバッキーの覚醒で終る。
「インフィニティ・ウォー」直前の作品としては盛り上がりに欠けるかもしれないが、作品のテイストを考えるならこれが精一杯かな、とも思う。

<過去記事>




by odin2099 | 2018-09-09 14:02 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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