長編としては3作目なんだそうで、なんだかややこしいですな、この邦題。
ある日ピグレットは、プーやティガー、イーヨー、ラビットたちがはちみつを採ろうとしているのを見かけます。友達の役に立ちたいと思うピグレットでしたが、皆からは「ピグレットは小さいからまた今度ね」と言われてしまい、ガッカリしてどこかへ行ってしまいます。
プーたちの計画は大失敗。ハチに追われてプグレットの家に逃げ込みますが、そこにピグレットはいません。いつも傍に居て皆の力になってくれていたピグレット。そのことに気付いたプーたちは、ピグレットが残したスクラップブックを手掛かりにピグレットを探しに出かけます。

様々なピグレットとの思い出を語るプーたち。その過程で、ピグレットが中心になる3つのエピソードが挿入されます(「
カンガとルー坊が森にやってきて、コブタがおふろにはいるお話」、「
クリストファー・ロビンが、’てんけん’隊をひきいて、北極にいくお話」、「
プー横丁にイーヨーの家がたつお話」)。
前作同様、短編映画を繋いだオムニバス映画ではありますが、その構成はちょっとわかりづらいかもしれません。ボーっと見てると、あれ?さっきピグレットと一緒に居たのに、なんで今度は探してるの?なんてことになるやもしれません。
それにピグレットが健気というか幼気というか、可哀想すぎますね。
プーたちの無神経さにも腹立ちます。悪気はないし、本当にピグレットのことを大切に思っているのでしょうが、善意の空回りというか押し付けというか……見方を変えれば、これってイジメなんじゃない?と首を傾げたくなる場面も無きにしも非ず。公明正大なように見えて、クリストファー・ロビンも結局のところプーを依怙贔屓してるように感じますし。
何となく後味の悪さの残ったこの一本、キャラクターの可愛さは認めるところなんですが、やっぱり自分とプーは相性が悪いのかもしれません。
【ひとりごと】
エンドクレジットを眺めていたら、日本人(日本名)のスタッフの多さに驚きました。