最近の若いもんは知らんじゃろうが、これも<スター・ウォーズ>の一本。

ちゃんとジョン・ウィリアムズ作曲の「イウォークのテーマ」に乗せ、『ジェダイの復讐』では中心的役割を果たしたイウォークのウィケットにスポットを当て、彼の家族や仲間たちが総出で新たな大冒険を繰り広げておる。
墜落した宇宙船に乗ってた家族と仲良くなって、やがてカタコトながらベーシック(英語)で意思疎通を図れるようになって、というのはかなりのご都合主義かなとも思うけど、それも『ジェダイの復讐』の時にレイアたちと触れ合ったからその下地があったと考えれば、まあ納得。
ところがその後<ユニバース>内の時系列の見直しがあり、
『帝国の逆襲』と『ジェダイの復讐』の間の出来事と再設定。
おいおい、それじゃ矛盾だらけになっちまうって。
更にディズニー買収のあおりを喰らって<ユニバース>そのものがリセットされちまい、今じゃなかったことに。

まあ正直お話は面白くはないし、<スター・ウォーズ・サーガ>の一篇としてこれを見せられても困っちゃう部分はあるんだが、それでもこういった作品すら許容、肯定し、内包するような、そんな<ユニバース>であって欲しいという気もどっかには残っとる。
首尾一貫しておるのは良いことじゃが。
【ひとこと】
DVD化の際に改題されておるので、現在の邦題は『スター・ウォーズ/イウォーク・アドベンチャー~勇気のキャラバン~』とするのが正しいってことかのう。
<過去記事>