シュワちゃんの出世作を久々に。
リメイク版の
『コナン・ザ・バーバリアン』も結構好きだし、精悍なジェイソン・モモアの方がヌボーっとしたシュワちゃんより格好良いと思うんだけど、こっちには重厚なジョン・ミリアスの演出と
ベイジル・ポールドゥーリスの音楽がある!
特にベイジルの音楽抜きの『コナン』は『コナン』じゃない!
――と言いたくなるほどのお気に入り。
『ビッグ・ウェンズデー』、『グレート・ウォリアーズ/欲望の剣』、『青い珊瑚礁』、『ロボコップ』、『レッド・オクトーバーを追え!』、『フリー・ウィリー』、『暴走特急』、『スターシップ・トゥルーパーズ』……返す返すもベイジルの早世が惜しまれる。

早すぎたヒロイック・ファンタジー大作なだけに、日本でヒットしていたという記憶はあまりないのだけど、その後のファンタジー映画ブームの下地を作った作品だったとは言えるだろう。
この後『ダーク・クリスタル』を経て『ネバーエンディング・ストーリー』が出て、それでようやくファンタジー映画が受け入れられる土壌が作られていったのだ。
もっとも基本的にはこれも『スター・ウォーズ』フォロワーの一本で、『スター・ウォーズ』→『エクスカリバー』→『コナン・ザ・グレート』という流れで徐々に浸透していったとは思うのだが。
そういえば数年前、リメイク版とは別に本作から30年後を舞台にした続編の企画も持ち上がっていた。
まさか、と思ったけどシュワちゃんがその企画に乗り気になりゴーサインが出たものの、結局は諸事情で中止になったとのこと。
政界から復帰後はあまり仕事を選んでない印象のシュワちゃんだったが、それでもちょっとは期待していただけに残念だ。
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