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『007/ロシアより愛をこめて』

『ドクター・ノオ』が好評だったことからシリーズ化が決まった<007>第二弾。

『007/ロシアより愛をこめて』_e0033570_19222889.jpgこのシリーズは一作一作が独立していて、というか前作とは緩やかに繋がっていて、途中で見逃した作品があったり、見る順番が前後したとしてもさほど問題にならない、というイメージがあるけれど、この作品は劇中時間では『ドクター・ノオ』の半年後と明言され、スペクターの目的もドクター・ノオの敵討ち、ジェームズ・ボンドへの復讐が盛り込まれ、更に前作序盤でボンドとちょっと良い仲になったシルビア・トレンチが再登場してのデートシーンがあったり、としっかり”続編”として作られている。

ダニエル・クレイグに交代してからのシリーズはまた連続モノの要素が強くなるが、それ以前の作品にその点が希薄なのはシリーズの枷を少なくして自由度を高めようとしたからか、あるいは原作小説の発表順と映画化の順番がバラバラなので連続性を持たせるのが難しかったからなのか。

ともあれ未だに本作がシリーズ最高傑作で、タニヤ役のダニエラ・ビアンキが歴代最高のボンドガールだと思っている。
ルックスだけで言えば若い頃のギラギラしたショーン・コネリーはちっともハンサムだとも魅力的だとも思わないし、ダニエラ・ビアンキ以上に綺麗だったりプロポーションが素敵なボンドガールも他にいるだろうけれど、このストーリー、この演出の中で活きているボンドとボンドガールは、やはりシリーズ随一だ。

冷徹なスペクターの殺し屋グラントを演じたロバート・ショウも格好良いが、『ジョーズ』に出てくる鮫狩り名人の頑固おやじクイントと同じ俳優さんだとはしばらく気付かなかった。
この作品は1963年公開で『ジョーズ』は1975年。
せいぜい12年しか経っていないのだが。

【ひとりごと】
ボンドのベッドへと小走りに走り込むタニヤ。
あの全裸(?)の後ろ姿はダニエラ・ビアンキ本人?
キュートなお尻がチラっと見える。



<過去記事>

by odin2099 | 2018-09-22 19:27 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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