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『フィレンツェ,メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館』(2015)

「ヴァチカン美術館/天国への入り口」のスタッフが、サイモン・メレルズ扮するメディチ家当主ロレンツォ・デ・メディチを進行役に、そしてウフィツィ美術館長アントニオ・ナターリをガイドにして作り上げたドキュメンタリー映画。

『フィレンツェ,メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館』(2015)_e0033570_08140759.jpg紹介されているのはウフィツィ美術館の収蔵品だけでなく、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂、ブランカッチ礼拝堂、シニョーリア広場、国立バルジェッロ博物館ら建築物や、その中にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」、「東方三博士の礼拝」、「アンギアーリの戦い」、ミケランジェロ・ブオナローティの「ダヴィデ像」、「聖家族」、ベノッツォ・ゴッツォリ「東方三博士の行列」、サンドロ・ボッティチェリ「」、「ヴィーナスの誕生」、ベンベヌート・チェッリーニ「メデューサの頭を持つペルセウス」、ラファエロ・サンツィオ「ひわの聖母」、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「ウルビーノのヴィーナス」、ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ「メデューサ」、アルテミジア・ジェンティレスキ「ホロフェルネスの首を斬るユディト」、マザッチョ「楽園追放」といった作品。

元々3D映画として製作されているので正面からのショットだけでなく、壁画や彫刻は様々な角度から収められている。
美術品の動く目録・ガイドブックというよりも、美術館のヴァーチャルツアーという方が作品の雰囲気がより伝わりやすいだろうか。

ナレーションは小林薫、声の出演は田中秀幸、佐藤正治。
やや大仰な音楽に彩られ、手軽に美術館探訪が愉しめるのは悪くない。



by odin2099 | 2018-09-23 08:17 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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