『宇宙戦艦ヤマト』(1977)
2006年 02月 14日
度重なるTV放送やリバイバル公開、それにビデオ化されたのも、全てこの改訂版を元にしたものです。
それにしてもこの作品、兄さんが死んでも何のリアクションもない古代くん、その古代クンといつの間にかくっ付いちゃってる雪、徹底的に古代の引き立て役に回った島くんに、何故か古代を依怙贔屓しているようにしか思えない沖田艦長、はたまた「休養半分で軽く」ヤマトを捻りに行った筈のドメル将軍が、いつの間にやら「祖国の命運を賭けて」ヤマトに挑戦しているなど、作劇上の破綻はかなりあります。
また作画面では、斬新なメカニック描写など見所満載ではあるものの、一方では単純なミスや絵柄の不統一感がやたら気になるなど、アニメーションとしての魅力と同時に弱点も抱えているなど矛盾の塊のような作品でもあります。
それでも…面白いんですよね。
ついつい画面に引き込まれてしまうのです。
ああ、やっぱり自分は「ヤマト」ファンなんだなぁ、と改めて思った次第でした。
これら弱点を補って余りあるのが宮川泰の音楽の素晴らしさ!
これは万人が認めるところだと思いますが、もう一つ、効果音の新鮮さもあると思います。
『宇宙戦艦ヤマト』という作品を傑作たらしめている貢献者は、というと何人かの名前が挙がるとは思いますが、効果を担当した柏原満、それに音響監督を務めた田代敦巳、この二人も決して忘れることの出来ない存在です。
サイト内に感想あり。
さらばぁ~地球ょ~旅立ぁ~つ~船わぁ~♪ 宇宙ぅ~戦艦~ヤァァ~マァァ~トォォ~♪ 最初に一分間映像なしでヤマトの曲が流れるんですが!最高級品です! これぞ!アニソンでしょ!もう気持ちが高ぶっちゃってワクワクしてしまう(笑) しかし、率直な感想は、し・・・しまった!失敗した! いやね、劇場版とばかり思っていたのに ただのヤマト総集編だったんですよね^^; ショック しかも、シリーズを見ていないから、なんとなく経緯は理解できましたけど 本当に良い所ばかり集めた総集編っ...... more
今日は初めての映画というのをテーマに簡単に書いてみたいと思います。 初めて観た映画は 多分小さい頃に観たマンガ祭りだったと思います。「ドラえもん」とか「怪物くん」とか観たような気がします(笑)これで年代がバレてしまいますね~。怪物くんの喋り方とか可愛くて大好きでした。 そして、初めて物心がついてから自分の意思で、これが観たい!と思って観にいったのが「E.T」でした。父親に「観たいよ~~」とねだって連れて行ってもらった記憶があります。 もうこの作品が、私の映画好きの原点といっても過言ではないくら...... more
「宇宙戦艦ヤマト 劇場版」監督:舛田利雄声の出演:納谷悟朗、富山 敬、中村秀生、麻上洋子、広川太一郎、永井一郎、青野 武、安原義人、神谷 明、緒方賢一配給:東宝、バンダイ ...... more
確かに古代君ばかり、いい所どりという感じでしたね(笑)
宇宙で「ワープ」したり、あのテーマソングでワクワクしたりした子供時代でした。でも・・・睫毛は長すぎですよね。
確かに古代くん、主人公ですからねぇ(笑)。目立って当然。
でも当時は沖田艦長が主人公なんだと、固く信じておりました(今でもかな)。
パート1の映画に関しては、やっぱりダイジェストですから、色々と不満や不都合も出てくるのは致し方ないと割り切ってはいます。
なんだかんだと言っても、夢中になっていたのですから。
『ドラえもん』も『E.T.』も『ネバーエンディング・ストーリー』は、自分にとっても思い出に残る作品ですよ。
多感な時期にこれらの作品に出会えたことは、幸せだったと思っています。
ガミラスから出発してイスカンダル
のシーンをLDボックスの特典映像を
に変えただけでのようです。
ただマザータウンの沈んでいく
シーンがないんですよね。
あと沖田艦長のセリフが違う
とかよくわかりません。
あとパッケージには146分と
書いてありますが実際のランタイムは
生存編が135分36秒
死亡編は130分16秒
です。
5分の差はイスカンダルのシーンのランタイム
の差で
それ以外のシーンはすべて同じです。
「ありがとう、以上だ」を、
劇場版では
「本当にご苦労だった」に変えたはずなのに、なんかゴッチャになっちゃってます。
中途半端な復元版ということですね。
きちんと考証出来る人、いなかったのかなあ。
あと、イスカンダルに着水する件も、多分最初のフジテレビ放映版と後のソフト化版では微妙に違うんじゃないのかな。
ま、このあたりは遠い記憶の彼方ですけど・・・。