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『艶剣客2/くノ一色洗脳』(2011)

故郷へ戻っていた弥三郎の元へ、冴島凛からの助力を求める手紙が届く。
彦根藩に送り込んだ密偵たちが次々と消息を絶っており、その中には凛が育てた結衣もいた。
どうやら甲賀忍者の残党たちが徳川幕府転覆を企てているらしいとのこと。
勇んで駆け付けた弥三郎と凛は、夫婦を装い江戸を経った。
彦根に入った二人は山賊に襲われていた村娘の美緒を助け、お礼にと一夜の宿を借りることになった。
だがその夜、突如凛に襲い掛かる弥三郎。
どうやら風呂場で美緒に背中を流してもらう際に媚薬を嗅がされたらしい。
ここが甲賀忍者の残党の拠点だと確信した二人だったが、そこに待ち構えていたのは忍び装束に身を包んだ美緒と山賊に扮していた甲賀忍び、そして囚われの身となっていた結衣だった。
更に二人の前に姿を現した甲賀忍者の頭領とは――?!

『艶剣客2/くノ一色洗脳』(2011)_e0033570_19273988.jpg八神淳一の『艶剣客』シリーズの実写映画化第二弾で、原作は『艶剣客/妖忍の里』
前作『艶剣客/くの一媚薬責め』に続き吉沢明歩が、実は「隠れ御庭番」である美貌の女剣士・冴島凛に扮している。

相変わらず吉沢明歩は凄腕の女剣客には見えないし、幕府転覆を目論んでるにしては甲賀忍者は3人だけではさほど脅威にも感じられない。
時間とお金をかければ良いというものでもないが、準備期間がどのくらいあったのかは知らないが撮影期間は3日しかなかったようだし、如何にも低予算でお手軽に作りました、というのがハッキリ見えてしまうのが残念。

ならば彼女のアイドル映画として楽しめれば、と思うものの、役柄のせいか終始険しい表情で、濡れ場もなければ凌辱シーンも今一つ、という具合に見せ場に乏しいのが勿体ない。
前作の方が脱ぎっぷりも上で、今回はあっきーのファンでもはたして満足できるかどうか。
前作は好評ですぐさま続編製作が決定したが、これにてシリーズは打ち止めになったようだ。

ところで吉沢明歩は、先ごろ来年3月でのAV卒業(引退?)を表明したが、デビューから16年以上第一線で活躍し続けたのは驚異的。
正にレジェンド女優と呼ぶに相応しい存在だろう。



by odin2099 | 2018-10-06 19:30 |  映画感想<タ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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