先日オリジナルシリーズの劇場版を見直したので、今度は実写リメイク版を再観賞。
「サンダーバード」のエピソード1というかエピソード0といった按配のお話で、国際救助隊はパパのジェフがまだ現役。末っ子のアランはメンバーに入れて貰えず鬱屈してる、という状況。
そんな時に悪漢ザ・フッドの策謀でサンダーバードは全員出動!
その隙にがら空きのトレーシー・アイランドをまんまと乗っ取るフッド一味だったが、どっこいそこにはお留守番のアランがいた!

――ということで「サンダーバード」ならぬ「スパイキッズ」みたいなお話が始まるんだけど、オリジナル版を無視すればなかなか面白い。
アランを除いたトレーシー一家は殆ど出番がなく(兄弟も誰が誰やらわからず)、アランとファーマット(ブレインズの息子)、それにティンティンらお子様メンバーが何とか頑張る。
レディ・ペネロープとパーカーも助っ人として出てくるものの、余裕かまして大言壮語してる割に二人とも見せ場があんまりないんだな。
国際救助隊がどの程度機密保持に躍起になってるのかがよくわからなかったり、アランとパーカーは以前から親しいようなのにペネロープとは初対面っぽかったり、そのペネロープはジェフとなんかいいムードを醸し出していたり、フッドがその超能力でブレインズを操る際に「まるで人形劇だな」なんて台詞があったり、なんとなく「サンダーバード」という作品に対する”愛”が感じられないけれど、アメリカナイズされた別モノだから仕方ないといえば仕方ないのかも。
ペネロープはお色気担当要員かと思っていたが、ファミリー・ピクチャーということを優先してか匂わせるだけ(元金庫破りだったパーカーがその腕前を発揮して鍵を開ける際に、ペネロープが自分のブラジャーのワイヤーを外すシーンがあるけれど直接は見せない)。
ところがティンティンが水中に潜るシーンでは乳首が透けてハッキリ映っちゃってるんだけど、ティンティン役のヴァネッサ・ハジェンスって当時15歳くらいじゃないのかな。そっちはマズくないんだろうか。
【ひとりごと】
最近Blu-rayが発売されたけど、V6の吹替を搭載するかどうかでゴタゴタしたっぽい。権利関係の問題だったのかな?
いや、ちゃんとプロを起用して新録してくれたって一向に構わないんだけど(むしろ推奨)。
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