<ハリー・ポッター>シリーズ6作目。
ちょっと興味が薄れていた時期だったので、この作品だけ劇場未観賞。
ちょっと勿体ないことしちゃったな。
冒頭からマグル界でも怪異が発生。
今まで魔法界という、いわば閉じた世界で進んでいた物語が、外の世界、現実世界へも干渉してきたということで、ハリウッドっぽいSF、アクション、アドベンチャー映画の匂いがプンプン。
と同時に一気に作品世界がダークなトーンに染まっていく。

そんな中でドラコ・マルフォイがやっとメインキャラに昇格。
これまではハリーやロン、ハーマイオニーをいじめる「金持ちで嫌な奴」程度だったのが、ハリーと対峙しうる存在に。
といっても親の威を借りてるだけのボンボンで、根っからの悪人ではないので、強さよりは弱さ、脆さを強調されてしまってはいるが。
その反面、作品のダークなトーンを和らげるためか、ハリーたちの恋愛模様が多分にコメディ要素を増して描写され、ハリーとジニー、ロンとハーマイオニーの仲が一気に進展。
そんなことをしてる場合かな、という気もしないでもないけれど、<ハリー・ポッター>は学園モノだからねえ。
次回は遂に完結編。
…だったのだが、分量の関係でPART1、PART2に分割。
「完結編・前編」ということになった。
<過去記事>