何故か急に見たくなったのでDVDをセット。
今日まで続く「銀河英雄伝説」アニメーション版の第1作。
自分はこの作品から「銀英伝」に入った。

ということで予備知識なしで見たのだけれども、60分という時間の中で作品世界の設定、主要キャラクターの立ち位置などがハッキリわかる、パイロット版としては理想的な作りだった。
あとで原作となった小説を読んでみて、こんな一部分だけを取り出してまとめたのかと驚くやら、呆れる?やら…。
宇宙を舞台にした艦隊戦があるとはいえ、キャラクターは大人しめの動きしかつけられていないので全体的に地味な作り。アニメーションとしては邪道なのではなかろうか、という部分もあるのだけれども、しっかりした土台(原作小説・脚本・演出)があり、人気と実力を兼ね備えた声優陣を一言二言の台詞の為にかき集め、そして全編を彩るのは格調高いクラシック音楽、ということで傑作足らしめているのはお見事だ。こんな作品(シリーズ)、二度と作られることはないだろうなあ。
と、いつまでもノスタルジイに浸ってないで、そろそろ「ノイエ銀英伝」の方も見てみないといけないな。来年は更なる展開があるようだし。
<過去記事>