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『機動戦士ガンダムIII/めぐりあい宇宙編<特別版>』

「ファーストガンダム」もラストシューティング!
三作目、完結編となり、映画らしさもグーンとアップ。
前2作に比べて新作シーンも大幅に増え、しかも新規登場キャラクターまで出る豪華版。
アムロ、シャア、ララア、それにセイラも加わってのニュータイプ話はチンプンカンプンだったという人も少なくないだろうけれど、ドラマの見せ方としては格段の進歩が見られる。
ということで一段と「映画らしく」なっているといって良いんじゃないかな。

『機動戦士ガンダムIII/めぐりあい宇宙編<特別版>』_e0033570_20102252.jpg改めて見るとかなり希望に満ちた、未来への明るい展望を抱けそうな結末になっているのだけれども、実際はこの後で地球連邦内部でのゴタゴタ(エゥーゴVSティターンズ)やらネオジオンの勃興やらで、常に「歴史は繰り返す」状態にあるのが宇宙世紀の「ガンダム世界」。
一足飛びに”ニュータイプ”が”イデ”になっていたらとも思うけれど、あれはあれでまた救いようがあるんだかないんだかわからない世界なので、人類に平穏な時は訪れないということなんでしょうか。

そういえばTVシリーズのラストでは曖昧だったシャアの生死だけれども、ハッキリと生存ということでケリをつけたのがこの映画版ということで宜しいか?
それともあれはお遊び?ファンサービス?
ただ特徴的なヘルメットのシルエットが映し出されているけれど、キシリアを撃った時にはシャアはマスクもヘルメットも脱ぎ捨てているんだよね。
どこで調達したのやら。

ところでこの作品には新規作画でセイラの入浴シーンも盛り込まれている(ミライの入浴シーンは採用されたのに、なんでフラウの入浴シーンはカットされたんだ?)けれど、当時の映画館ではこのシーンになるとシャッター音が場内に響き渡ったとか。
まだ映画泥棒とかが騒がれていない時代ならではだけど、その観客の反応を見て18禁アニメの金字塔「くりいむレモン」シリーズは始動したとかしないとか。

<過去記事>

by odin2099 | 2018-11-19 20:14 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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