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『宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち』第6巻

第19話「ヤマトを継ぐもの、その名は銀河」、第20話「ガトランティス、呪われし子ら」、第21話「悪夢からの脱出!!」、第22話「宿命の対決!」の四話分を収録。

『宇宙戦艦ヤマト2202/愛の戦士たち』第6巻_e0033570_21395541.jpg機関が停止し、乗組員を脱出させたヤマトは白色彗星の中へと消えてゆく。
救出された島、真田ら乗組員の前に、ヤマトの同型艦・銀河が出現。
その銀河はAIが指揮を執り、乗組員は最小限に抑えられていた。
地球の行く末に暗澹たる気持ちになるヤマト乗組員たち。
一方のヤマトは惑星ゼムリアに漂着していた。
その遺跡に遺された語り部により、古代や土方らはガトランティス発祥の秘密を知る。
そしてあらゆる人造生命を止める「ゴレム」と呼ばれる装置の存在を知る。
火星圏にて勃発する地球・ガミラス連合軍とガトランティスとの大規模な艦隊戦。
その最中、銀河とアンドロメダ改により遂にヤマトは白色彗星内からの脱出に成功した。

人類を移住させる「G計画」の恐怖もさることながら、ヤマトクルーたちにも暗く重いドラマが伸しかかる。
息子を救うためにヤマトを裏切ることになってしまった加藤の苦悩。
桂木透子を庇って怪我を負った森雪はそのショックで失われた記憶を取り戻すが、その代償にこの4年間の記憶――ヤマトでのイスカンダルへの旅、そして古代のこと――を全て失ってしまう。
そして桂木透子以外にもヤマト艦内にガトランティスのスパイがいる可能性が高まり、その疑惑の目は空間騎兵隊に向けられる。
一体誰がガトランティスの”蘇生体”なのか、疑惑を晴らすことが出来ず苛立つ斉藤。
だが皮肉にもガトランティスの攻撃ユニットは、斉藤への銃撃を止めるのだった。
一方再び相見えるデスラーとキーマン。
その時ミルはキーマンに対し「悪魔の選択」を持ち出してきた――。

ガトランティスの蘇生体が誰かについては、第五章の段階で斉藤が怪しいと踏んでいた人がいたのには驚いたが(というより、そんな存在に思い至りもしなかったのだが)、こういう展開を迎えると素直に斉藤なのか、ミスリードを誘っているのではないか、という気がする。
他の誰かなのか、それともあと何人かいるのか――?

その正体がモブキャラではドラマが盛り上がらないので、候補となるのはメイン格のキャラクターで、しかも意外性のある人物。
途中で九死に一生を得る経験をしていたりガトランティス側(桂木透子を含む)と接触する機会があり、もう一つ付け加えるなら『さらば宇宙戦艦ヤマト』か『宇宙戦艦ヤマト2』で死んでいる、というのも条件になりそうだ。

メイン格といっても南部や太田、相原や『2202』では出番の少ない篠原や沢村というのも面白くない。
となるとやはり斉藤(永倉も?)、加藤を筆頭に、山本玲やキーマン、土方艦長クラスが疑わしくなるが、最大のサプライズとなると、これはもう古代と雪しかいないのだが、さてどうなるか。
残る四話分で『さらば』とも『ヤマト2』とも違い、更に納得させてくれるだけの物語を見せてくれるのかどうか、期待せずに静かに待ちたい。

【ひとこと】
土方竜役の石塚運昇は19話が最後の出演。
楠見尚己が後を引き継いだ。
『2199』→『2202』も含め、キャストの変更が目立つようになってきたのは残念だ。

<過去記事>


Commented by Brian at 2019-02-18 20:51 x
エクスカリバーさん、こんばんは。
第7章の最新PVが出ましたね・・・。
エンディングは「ヤマトより愛をこめて」になりましたね。
そして、ラストはやっぱり・・・ですかね。
望んでいなかったんですけどねぇ・・・。
この予想を覆ることを祈るばかりです。
Commented by odin2099 at 2019-02-18 21:16
> Brianさん

今日が「第七章」の最速上映ですね。
今ごろ皆食い入るように見てるんだろうなあ。
さて、どうなってますことやら。
「あらゆる予想を覆し」ているのかいな?
Commented by Brian at 2019-02-20 12:48 x
エクスカリバーさん、こんにちは。
「あらゆる予想を覆し」・・・そう言えば、そう言う謳い文句でした。
予想を覆し、サーベラーがズォーダーを倒す!
これだな(笑)
愛で滅びるガトランティス(ズォーダー)
Commented by odin2099 at 2019-02-21 22:16
> Brianさん

某所でネタバレ書き込みを見ちゃったんですが……
これがもし本当だったら、劇場で怒り狂うかもしれません。

まぁそうならないことを願ってますけれど(^^;
by odin2099 | 2018-11-21 21:45 | ビデオ | Trackback | Comments(4)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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