<東宝チャンピオンまつり>で上映された第1話「ミラーマン誕生」の劇場公開版。
といっても未だパッケージ化されてはいないので、ちょっとズルをしてそのまま1話を再見。
「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の後を継ぐウルトラシリーズは同時期の「帰ってきたウルトラマン」とそれに続く「ウルトラマンA」だが、ウルトラシリーズという括りではなく円谷プロの挑むヒーロー物としての流れはこの「ミラーマン」の方により色濃く出ているように思う。
言葉は悪いが安定路線に入った「帰ってきたウルトラマン」と違い、チャレンジ精神を受け継いでいるのはこちら。
もしこの作品に「ウルトラ」の名を冠して発表していたら、今日まで続くシリーズ化は果たせなかったと思うものの、ユニークな作品を生み出すプロダクションとして円谷プロも今とは違った評価を受けていただろう。
【ひとりごと】
ただ「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の続きとしての「ミラーマン」はありだが、これを「ウルトラQ」から始まり「マン」「セブン」そして「怪奇大作戦」という流れで捉えると、この「ミラーマン」の裏番組である「シルバー仮面」の方がよりシリーズの一本っぽく見えるのだが。
<過去記事>