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『ルパン三世』

私事ですが、40年前の大晦日にこの映画、見に行ってます。
SF風味なのに若干の違和感を覚え、中盤でのルパンファミリーの仲違いのあたりで多少だれたりもしましたが、総じて面白かったなという印象でした。
色々と物議を醸したらしい「ルパン音頭」も、自分は結構気に入ってます。

『ルパン三世』_e0033570_16324201.jpgキャラクターデザインが放送中だったTVシリーズとは全然違いますけれど、これはこれで味があって良いと思いますし、TV以上に弾けてる不二子ちゃんはお気に入り。
『カリ城』の不二子はちっとも不二子らしくないですが、この作品では”小悪魔”通り越して”悪女”、正にファムファタールという感じで、ルパンならずとも引き込まれそう。
何度か不二子ちゃんがヌードを披露してくれる場面が用意されていますが、今は制約もあってここまでやれないかなあ。

山田康雄、増山江威子、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗と全盛期のキャスト陣は実に生き生きとしており、やはりルパンはこうじゃなければなあと改めて感じさせてくれます。
ゲストで本職でない人も出てきますが、経験者の西村晃は全く問題ないですし、三波春夫は流石の貫録を見せてくれます。
まあ問題ありなのは赤塚不二夫と梶原一騎の二人ですが、それぞれ米国大統領とソ連書記長という役どころで、その素人っぽさが逆にリアルに感じられる…ということないですね、やっぱり。

ところで五ェ門の決め台詞「またつまらぬ物を斬ってしまった」は、この作品が初登場なんだそうで。
へー、知りませんでした。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/2801244/
Commented by はぎお at 2018-12-31 22:30 x
ご無沙汰しております。が、いつも楽しく拝見しております。
ルパンシリーズ。今でも続いているようですが、やはり、赤ジャケの頃が一番馴染がありますね。子どもの頃、この作品を見て、とても怖くて、大人なっぽい印象を受けた記憶があります。「カリオストロ」の方が親しみやすく、楽しい作品で大好きなのですが、そこはやはり「宮崎作品」だなと。大人になって見ると、こちらの方がその時のシリーズに合ってる気がしています。西村晃さんの熱演が見事でした。

さて、今年もお世話になりました。いろんなトピを楽しく読ませていただきました!また来年もよろしくお願いします
m(__)m
Commented by odin2099 at 2019-01-02 11:03
> はぎおさん

新年も宜しくお願いします。

「ルパン」、もういい加減ルパンと次元のキャストは変えて欲しいところです。
いつまでも劣化コピーなルパン、声の衰えが著しい次元、どちらも聞くに堪えません。
まあ最近のシリーズは割と評判良いみたいですがねえ。
by odin2099 | 2018-12-31 16:36 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(2)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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