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『ランボー3/怒りのアフガン』(1988)

ランボー」、「ランボー/怒りの脱出」に続くシリーズ第3弾。

ベトナム帰還兵の悲哀を描いた前2作と異なり、今回のランボーはソ連のアフガン支配を打破するべく戦場に赴く。
といってもランボーは勿論自ら進んで15万人のソ連軍を相手にしにいくのではない。そこはソ連軍に拉致されたトラウトマン大佐を救出するため、というエクスキューズが用意されている。

『ランボー3/怒りのアフガン』(1988)_e0033570_20243882.jpgスタローンは演技派ではないだろうが、同じアクションヒーローに分類されるロッキーとランボーとでは、きっちりとキャラクターを演じ分けている。
どちらも圧倒的な強さを持っているのではなく、耐えに耐えて逆転というパターンは踏襲。これはキャラクターに人間味を持たせるためのテクニックの一つだろう。

ロッキーはKO寸前(あるいはKOされた後の再戦)、ランボーは拷問や虐待に耐えての反撃がお約束だが今回のランボーは拷問されるシーンがなく、代わりに痛めつけられるのはトラウトマン。その後の二人の脱出行では、流石にランボーを鍛えた男だけのことはある、という活躍を見せてくれるので、後半は”ワンマンアーミー”の代名詞ランボーには珍しくバディ物の雰囲気が漂う。

そのクライマックスは荒唐無稽を通り越してもはやファンタジー。悪いソ連をぶっ潰せ!強いアメリカ万歳!と叫び、拳を握りしめ画面を凝視するのみ。
ただ公開のタイミングが悪く、現実世界では映画の公開直前にソ連軍が撤退。
そしてソ連崩壊、タリバーンの台頭へと繋がっていく。
もしもう少し早く公開されていたらシリーズ最高成績も望めたかも。



by odin2099 | 2019-01-08 20:29 |  映画感想<ラ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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