【徒然なるままに・・・】

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「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”

『クリード/チャンプを継ぐ男』

今度こそロッキーの物語に終止符が打たれたかと思いきや、意外な形で新章が生まれた。
若き新主人公を立て、ロッキーを今度は”導師”の立場に置いたリブート企画で、しかもスタローン発ではないことが特徴。
しかもその新主人公アドニスがロッキーの宿敵にして親友アポロの息子、というのもポイントが高い。

e0033570_18425024.jpgこれがロッキーの息子だったらありふれた、また陳腐なものになっただろうが、アポロの息子でありながらも非嫡出子というのも目新しい。そうでありながらアポロ夫人メアリー・アンの養子になっていることから、正当な血筋という訳だ。

そしてロッキーと師弟関係を結ぶことで、アドニスはメアリー・アン、ロッキー双方と疑似親子関係を結ぶことに。本当の親子関係を知らないアドニスが、それでも”親子の絆”というものがどういうものかを学び取って行くという物語にもなっている。

一方のロッキーも実の息子とは疎遠になっていて、あり得た理想の息子像をアドニスに見ていたのかもしれない(息子にボクシングを教えたものの、本人が嫌がったことが語られる)。

「ロッキー」シリーズを見ていなくても愉しめると思うが、シリーズを見続けていれば感慨深くもなる。
エイドリアンズもミッキーのジムも健在で、エイドリアンの墓の横にはポーリーの墓。ロッキーが座るための折りたたみ椅子もそのまま。
そしてラストはフィラデルフィア美術館の階段(通称”ロッキー・ステップス”)。正当な<ロッキー・サーガ>の後継者だ。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-01-17 18:43 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)
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