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『キングコング/髑髏島の巨神』

レジェンダリー・ピクチャーズの<モンスターバース>の第2弾。
レジェンダリーがゴジラを映画化し、次にコングを、という話が出てきた時は、二大怪獣が戦ったら面白いだろうな、くらいに考えていたのだけれども、まさかそれが実現しようとは。

<マーベル・シネマティック・ユニバース>に続けとばかりに<ユニバース>物が乱立しているけれど、総じて芳しくない状況の中、この<モンスターバース>は成功している部類と言っても良さそう。
もっともまだ2本目だし、今年公開される『ゴジラ/キング・オブ・モンスターズ』、そして来年公開の『ゴジラVSキングコング(仮)』の結果を見るまでは断言は出来ないけれども。

『キングコング/髑髏島の巨神』_e0033570_19364779.jpg1973年を舞台に描かれるこの作品が、時系列的には<モンスターバース>の最初のエピソード。
まだモナークも役立たず扱いされてる小さな組織に過ぎなかったり、それでいてこの時点で既に数々の怪獣の情報を集め、調査をしていたりと歴史を感じさせる。ゴジラ、ラドン、モスラ、ギドラの存在を匂わせるシーンがあるのは親切すぎるけれども。

しかしこの映画の主役はコング!
のっけからコングは大暴れしてくれる。
おそらく歴代コングの中で一番パワフルなんじゃなかろうか。
荒ぶる神にして守り神、これまでどちらかというと悲劇の影をまとった存在だったコングだが、この作品のコングは正にスーパーヒーロー。
サイズの面ではまだまだゴジラに見劣りするが、40数年後の世界で如何にパワーアップしゴジラに立ち向かうのか、コメディ寄りの東宝版『キングコング対ゴジラ』にイマイチ納得できない身としては、それを考えただけでワクワクしてくる。

<過去記事>
https://odin2099.exblog.jp/25645614/


by odin2099 | 2019-01-29 19:39 |  映画感想<カ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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