<DCFU>の第3弾。
スーパーマンの葬儀シーンが挿入されたり、バットマンやフラッシュの活躍シーンが盛り込まれたり、と連続性というか関連性は謳われているものの、「スーパーマンの死」以降の世界を舞台にしているだけで、お話にはそれほどの連続性はない。
まあカメオで出てくるブルース・ウェインがチーム作りに奔走しているのはわかるけれど。
そして映画のトーンも、シリアスで重苦しい前2作と違い、かなりカラフルでポップなものに。
その一方で前2作にはなかったある種の残虐性、残酷性、エログロな部分が強調され、言ってみればかなり悪趣味な作品になっているのも事実。
そもそもが悪役が主役という時点でかなりの異色作なのだが、その悪役陣が揃いも揃って好い奴ばかり(ま、例外はありますが)。それを率いる”正義側”の方がよっぽど問題児ばかりで、はたして誰に感情移入して良いのやら戸惑うので、鑑賞後の後味はすこぶる良くない。これは好みの問題でもあるが。
そんな中でもマーゴット・ロビー扮するハーレイ・クインはたちまち人気キャラに。彼女を中心に女性キャラの活躍を描く”Birds of Prey (And The Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)”の撮影も始まった(米国公開は来年2月の予定)。
更にキャラとキャストの大半を一新した「スーサイド・スクワッド」の第2弾”The Suicide Squad”は再来年の8月公開と伝えられている。
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