『第二回 Tokyo Ring Orchestraコンサート/宇宙の旅路』
昨秋に行ったコンサートで貰ったチラシをふと思い出し、チケットを購入してすみだトリフォニーホールへ。2~3週前に取ったにしてはかなり良席で大満足。

このオーケストラは「指輪物語」の音楽を演奏するために結成されたアマチュアオーケストラなんだそうです。
2015年にはヨハン・デ・メイの「交響曲第1番 指輪物語」や映画「ロード・オブ・ザ・リング」の音楽を取り上げた演奏会を実施。そこで一旦は解散したものの、この度再結成され今回が二回目のコンサートになったんだそうです。
プログラムは「スター・ウォーズ」にホルストの「惑星」!
これは行かないワケにはいきません。
第1部は「スター・ウォーズ」から。
メインタイトルはエピソード4のもので、演奏会や当時のサントラ盤用のアレンジではなく、昨今のサントラに収録されている劇中使用ヴァージョン。レイア姫の乗った宇宙船をスターデストロイヤーが追跡するシーンで、そのまま終わります。
また頭には「20世紀フォックスファンファーレ」付き。
ディズニーによって買収されちゃった20世紀フォックスですが、今後この有名なメロディが使われる映画は公開されるんでしょうか?

第2部は休憩なしで「スター・ウォーズ」の後半戦。
70名ほどの合唱団(ヒルズ・ロード・コーラスという団体だそうです)もステージ上に陣取って、うわー、人口密度高そう。これだけ窮屈そうな舞台を見るのも珍しいかも。これだけの人数揃った「運命の戦い」「英雄たちの戦い」は圧巻でした。
第3部は「惑星」。
ヤバいかなあと思っていたら案の定睡魔に襲われ、木星を越えて土星に辿り着いたあたりからちょっと記憶が怪しくなってきているのですが、初っ端の「火星」で既に眠りの国に旅立った人に比べりゃマシな方?
しっかりとパイプオルガン入りなのが豪華です。
アンコールはエルガーの「威風堂々」。
この曲が確か「王座の間とエンドタイトル」の元ネタ。それを意図して選曲したのでしょうか。
また合唱付きのこの曲を聴くのは今回が初めてだったかもしれません。「宇宙の旅路」というコンサートタイトルとは何の関係もありませんが、これはこれで盛り上がったので良しとします。
アマオケですからソロパートで音が外れたり、途中でテンポが「???」となってしまうのは許容範囲。とにかくオケの皆さんが楽しそうに演奏しているのが良かったです。それにメンバーが100名以上いるんですかね、その音のぶ厚さには圧倒されました。
また次なる演奏会の機会がありましたら、チェックしてみたいと思います。