『花咲ける騎士道』(1952)
2006年 02月 21日
ところがアドリーヌは、実は軍の徴兵係の娘だった。
しかしファンファンは、「いつか王女と結婚する」というその占いが気に入っており、ある日王女に会おうと部屋へ忍び込んだところを捕らえられ、死刑を宣告されてしまう。
いつしかファンファンを愛するようになっていたアドリーヌは、国王ルイ15世に直接助命嘆願をして聞き入れられたのだが、今度は国王がアドリーヌに夢中になって・・・というフランス製の活劇。
これをラブ・コメディと呼んでいいものかどうかは悩むが、戦争をあたかもゲームかスポーツのように扱い、全篇をちょっぴり皮肉の効いたナレーションで包み、クライマックスは大掛かりな剣戟シーンで、ラストはもちろんハッピー・エンド。
主演のジェラール・フィリップとジーナ・ロロブリジーダのコンビも絵に描いたような美男美女で、見ていてゴキゲンになれる一本。
はたしてアドリーヌの占いが、当たったのか外れたのかも最後のお楽しみ。
監督はクリスチャン・ジャック。
ジェラール・フィリップとジーナ・ロロブリジータ主演の1952年に作られた同名映画のリメイクです。 本当はこちらの方に関心があったのですが、やはりオリジナルを見ておいた方が良いだろう、と先にオリジナル版を鑑賞。ちょっと時間が空いちゃいましたが、ようやくこちらも見ることが出来ました。こちらの主演はヴァンサン・ペレーズとペネロペ・クルスで、絵に描いたような美男美女というタイプのオリジナルの二人に比べると、こちらのコンビは随分と親しみやすいというか、チャーミングな感じがします。 お話は概ねオリジナル通...... more
1950年代のイタリア映画最盛期のグラマー女優の一人で、コメディから歴史時代劇まで幅広く活躍しました。バストより細い腰が話題となった美人女優です。... more
私はそのリメイクを見たのですが、わざわざ劇場で見る程でもなかった、と思ってしまった、馬鹿馬鹿しいおはなしだったような記憶があるのですが・・・ 昔の作品のほうがよいのでしょうか?
トラックバック&コメントありがとうございました。(*^-^*
戦争を題材にしているので単なるラブコメとは言いきれないけど、
重苦しさはなく、気軽に観る事が出来た青春映画でした。
(いわゆるアイドル映画のハシリなのかも。^^ )
役者さんありき、の題材っぽいですもんね。
リメイク版は、その役者さんのキャラの違いが、そのまま作品の違いになっているようにも思えます。
どっちも好きですね。