「スター・ウォーズ」のスピンオフシリーズ第2弾。
「スター・ウォーズ/エピソードn 〇〇~」というタイトルになる正編とは違い、こちらは「△□/スター・ウォーズ・ストーリー」というタイトルになるのがお約束らしい。
といってもスピンオフシリーズは2本で打ち止め?小休止?
よくはわからないが今後の公開予定スケジュールからは削除され、今は今度公開される完結編となる「エピソード9」の後に短いインターバルを挟み新たな三部作を立ち上げるようなので、少なくても当面これから十年ぐらいは新作スピンオフは見られないのかも。
それもこれも作品内容及び興行成績がどちらも芳しくなかったからで、斯く言う自分も「ファントム・メナス」以降の作品は皆3~4回は劇場へ足を運んできたが、この作品は1回だけだ。
何度も書いてるけれど、もう少しハリソン・フォード似あるいはビリー・ディー・ウィリアムズ似とまではいかないまでも、「ああ、ハン・ソロだ、ランド・カルリジアンだ」と納得出来るキャスティングは出来なかったものか。
せっかくチューバッカが出てきて一緒にミレニアム・ファルコンに乗り込むシチュエーションがあるのに、誰だコイツ?と思ってしまうものなあ。
ハンの幸運のお守りのダイス、「最後のジェダイ」ではルークからレイアへと(幻だったけど)手渡された重要アイテムだったけど、一時はキーラが大事に持ってたってことは元カノとの思い出の品?
ケッセルのスパイス鉱山でのベケットの変装は「ジェダイの帰還」のランドの、ハンの扮装は同じくレイアを彷彿とさせるけど、そんなアイテムで旧作ファンを釣ろうとしてもねえ。
それよりも他の作品とのリンクを張るならば、ノベライズ版のようにジーン・アーソやソウ・ゲレラを登場させた方が、なんかロマンが広がるような気がするんだけど、やっぱり気のせいかな?
【ひとりごと】
これが去年のディズニー映画ワースト3の内のその2。
マーベル・スタジオも実は色々とゴタゴタがありながら結果オーライで来てる感じだけど、それに比べるとルーカス・フィルムはゴタゴタが表面化して、しかもあまり好ましくない方へ来てるように思える。
またマーベル・スタジオ作品は、いわば創造主であるスタン・リーへのリスペクトが見てる側に十二分に伝わってきてるが、ルーカス・フィルム作品は御大ジョージ・ルーカスへのリスペクトが伝わらないどころか、むしろ蔑ろにしてるんじゃないの?という気さえしてしまうのだけれども、その差はどこから出てくるのだろうか。
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