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『X-MEN/フューチャー&パスト』

新世代X-MENたちの活躍を描く第2弾。
”新世代”といっても”次世代”ではなく、実際は過去世界の若返ったX-MENというのがややこしいが、このメンバーにこれまでのキャストも加わり、可能な限りの新旧X-MEN勢揃いのオールスター物に。
時系列含め結構バラバラだったこれまでの<X-MENシリーズ>を、一つに繋ぐ役目をも担った作品になっている。

『X-MEN/フューチャー&パスト』_e0033570_19554630.jpgということでお祭り騒ぎの愉しさもある反面、元々の時間軸ではX-MENは全滅、全員死亡(か、それに近い状況)なので物語としてはかなり悲壮感漂う重たいものになっているのだが、それもこれも最後には歴史改変後の世界で皆無事(別の作品で死んだキャラまでしれっと再登場のオマケ付き)というかなり強引なハッピーエンドなので、見終ってホッとする作品にはなっている。

しかし最近明らかになったところによると、「X-MEN/ファースト・ジェネレーション」と本作の間に若きウルヴァリンを登場させる作品を挟み、そしてこの作品を全員集合の完結編とする三部作構想があったという。
これに続く「X-MEN/アポカリブス」がシリーズの締めとしては些か物足りない(だからこそ今回新作の「X-MEN/ダーク・フェニックス」が作られた)だけに、この「フューチャー&パスト」で綺麗に終わって欲しかったな、とも思う。

またそれとは別に、X-MENのみならずファンタスティック・フォー、デアデビル、デッドプールといった当時20世紀FOXが権利を持っていたマーベルヒーローを集合させたクロスオーバー企画も存在していたのだとか。
単独作の「デアデビル」や「ファンタスティック・フォー」の出演陣がそのまま続投したかどうかはわからないが、もしこれが実現していたら「アベンジャーズ」以上の超大作になっていたのかも。
これまた実に勿体ない話である。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-06-05 22:53 |  映画感想<ア行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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