前2作と違って、今回は20世紀FOXのプレゼンツ。思ったほどの成績を上げられなかったのでディズニーが見切りをつけたシリーズを、FOXが拾ったという形です。
スタッフ、キャストも一新とはならず、物語も前作からの引きがタップリなのは一安心。
ただ予算は抑えられたのでしょう、前作ほどの超大作という感じではありませんが、それがかえって原作の雰囲気を生かす形に。
お話そのものは原作とはかなりかけ離れたものになっていますが、それでも「童話の映画化」という観点からすると、原作の雰囲気に一番近いのはこの作品かも。
既にこの作品公開から9年近く経ってますが、第4章はどうやら立ち消えに。
しばらく音沙汰がありませんでしたが、数年前にはジョー・ジョンストンが監督に就任(監督引退作との噂も)、そして今度はFOXから更にトライスター・ピクチャーズに移籍という話でしたが、昨秋いきなりNetflixからの製作発表がありました。
全7作全ての映像化権を入手し、ドラマと映画、両方の企画があるとのことです。
この劇場版シリーズを踏襲するのか、それとも「ライオンと魔女」(もしくはナルニア創成期を描いた「魔術師のおい」)からのリブートになるのか詳細はまだ明らかにされていませんが、同じくシリーズ化が頓挫したフィリップ・プルマン作の「ライラの冒険」劇場版が、今度はBBC Oneによってテレビシリーズとしてリブートされたように、再びナルニア世界を訪れることが出来るのならば歓迎すべきことだと思います。
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