1969年7月20日、アポロ11号は月に着陸したが、それから50年、全編当時の記録映像のみで構成されたドキュメンタリー映画が公開された。
ナレーションはなし、テロップも必要最小限、音声は飛行士と管制官とのやり取りと、報道機関のアナウンスのみ。
これまでにも幾つかアポロ計画を取り上げたドキュメンタリーを見ているので、見覚えのある映像も多いが、打ち上げから帰還までの大まかな流れを頭に入れておかないと多少混乱するかもしれない。
また専門用語が飛び交う字幕を追うのは一苦労で(しかも訳されていないやり取りもある)、会話とテロップが重なってしまうと事実上両方を読むのは不可能に近いと思うが、それでも50年前とは思えないほど古びていない”生の映像”の迫力は捨てがたい。
公開劇場が少なく、しかもスクリーンの小さいところが多いようなのが残念だ。