
全世界でヒットした、イギリスはBBC製作のネイチャー・ドキュメンタリー
「アース」の、10年ぶりに作られた第2弾で、イギリスと中国の合作作品。
日本では昨年暮れに公開されたが、上映劇場が少なく都合がなかなかつかずに見送っていたものを、ソフトがリリースされたのでようやく鑑賞。
オリジナル版はロバート・レッドフォードがナレーターを務めているが、日本語版は佐々木蔵之介が担当。
「あなたが過ごす一日は彼らと同じ一日」というコピーが付いているが、太陽が昇り、沈み、そして夜が訪れるという流れの中で、世界各地の様々な生き物を紹介していく、という構成になっている。
ということで、「アース」というタイトルは冠さなくても良かったのではないかと思うほど共通点はない。
中国の朝、早くに目が覚めるジャイアントパンダ。
アフリカ大陸では、夜通し狩りをしていたサーバルが、最後のデザートに、とばかりにネズミを襲う大ジャンプ!
ガラパゴス諸島では、太陽エネルギーを溜めないと動けないイグアナが日光浴。その傍らでは今しも新しい命が誕生していくますが、孵化したばかりのイグアナの赤ちゃんに迫るヘビの魔手!
サバンナで試練にさらされるシマウマの母子。
太陽が勝利を収め、凍った海の割れ目から姿を見せるイッカク。
縄張りとメスを求めて西部劇のような決斗を繰り広げるキリン。
我々と似たような暮らしを送るマッコウクジラ。
危険な子育て中のペンギン、etcetc
ヒグマのダンス、ナマケモノの泳ぎ、ハチドリとミツバチの水入りの勝負、たった一日だけの生涯を送るカゲロウ、といった姿は正にアメイジングですが、美しい映像は睡魔をもたらすのも必定。
眠れない夜にはお勧めの一篇かと。