興行的にも微妙らしく、来春予定の第4弾『ゴジラVSコング』が秋まで延期されるとかいう噂もある。
テコ入れの必要性を感じてるんだろう。
その一方で、ゴジラとコングの激突で終わるはずだった<モンスターバース>そのものは延長される可能性もあるらしい。
新怪獣と戦うのか、更なるリバイバル東宝怪獣と対決するのか、それとも他社怪獣との共演に踏み切るのか?
ハリウッド映画でゴジラとガメラが激突でもしたら胸熱だが、ギララとかガッパとかゴルゴとかヤンガリーとかリドサウルスとかと戦うんでも、それはそれで見てみたい。
そんなこんなでゴジラ不完全燃焼中なので、引っ張り出してきたのが3年前の今ごろ公開されてた「シン・ゴジラ」。
いや、やっぱりこの映画、よく出来てるわ。
「ゴジラ映画」あるいは「怪獣映画」として見た場合は必ずしも満足いく出来じゃないということは過去にも書いたことあったと思うけど、ディスカッションドラマ、疑似戦争映画、政治的サスペンス、お仕事ムービーとして見ると俄然輝いている。
あ、お仕事ムービーというのは、様々な職業に従事してる人たちが、自分の出来るギリギリのところで頑張ってるところを描いた映画、てなニュアンスの作品ね。
中弛みせずタイトな2時間。適度なハッピーエンド、「次」を期待させる結末。
万人向けじゃなく見る人を選ぶタイプの映画ではあるものの、骨太の娯楽映画であることも間違いなし。
庵野監督は今『シン・エヴァンゲリオン』の完結編を手掛けているが、その後で今度は『シン・ウルトラマン』をやるとのこと。
はたして柳の下に二匹目のドジョウはいるんだろうか?
ホントは『シン・マイティジャック』とかの方がやりたいんじゃなかろうか?
――と邪推しつつひとまず静観。
今度は企画・脚本のみで総監督のポジションには就かず、樋口監督にお任せみたいだし。
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