先日
「SBヤマト」を見てしまったので、「宇宙戦艦ヤマト」と並ぶアニメブーム勃興期の双璧(?)の片割れ、「科学忍者隊ガッチャマン」の実写版も再見。
その名も「ガッチャマン」!
「科学忍者隊」でも「Gフォース」でもありません。

日活映画なんですが、配給は東宝。「Space Battleship ヤマト」も東宝でしたねえ。
そして製作はNTV。オリジナル版の放送はフジテレビでした。
そういや「ヤマト」もオリジナルはYTVでしたが、「SBヤマト」はTBSの「開局60周年作品」との位置付けでした。
そしてオリジナル「ガッチャマン」の再編集映画は松竹と富士の共同配給、オリジナル「ヤマト」の方は東映の洋画系(東急系)で上映されてましたっけ。なんか不思議な関係です。
で、公開以来に見直しましたが、そうか、もう6年も経ったんですね。
まあビジュアル面は、南部博士のパロディ・コント並みのコスプレ姿に目を瞑れば決して「見られない」というレベルではないですが、どうして普通に作れば面白いものをヘンにいじくりまわして詰まらなくするかなあ。
ギャラクター=宇宙からの侵略者の手先じゃダメなの?
ウィルス感染、適合者、超人類…ってわざわざ「ガッチャマン」で取り扱わなければいけない要素なんですか?
それに健とジョーの対立構図を表現するのに、幼馴染を巡っての三角関係を持ち込む必要ある?
それならそれでメンバーたちの葛藤を前面に出すなり、ナオミの変心の理由をきちんと描いてくれないと。
今回見直していて改めて思ったのは、「オレは”ガッチャマン”の映画が見たかったんだよ~!」ということでした。
【ひとりごと】
この展開ならジョーか健(あるいは二人とも)の死、もしくは科学忍者隊全員玉砕ラストでも不思議じゃなかったので、ハッピーエンドがちょっと意外。
ただエンドロール後のオマケ映像が、「次」への前フリになりすぎてるのがちょっとねぇ…。
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