オリジナルのアニメ版では単なるヴィランだったマレフィセントが、ここでは悲劇のヒロインに。
新解釈というよりも完全な別モノ。
アンジェリーナ・ジョリーの好演もあって、これなら作り直す、語り直す意義があるというもの。
その分、お人好しっぽいオーロラ姫の父親ステファン王が、諸悪の元凶、真のヴィランにされてしまったのは気の毒だったけど。

少女時代のマレフィセントを演じたのはイソベル・モロイとエラ・パーネル。
イソベル・モロイは撮影当時12歳くらいだったかと思うが、可憐でかつ時折妙に色っぽい表情を見せるので印象的。
今はどうしているのだろう?
二人とも長じてアンジェリーナ・ジョリーみたいなおっかない顔になるとは思えないのが玉に瑕だけど、美少女好きなら要チェック。
美少女と言えばもう一人、オーロラ姫の子供時代(幼少の頃はヴィヴィアン・ジョリー=ピット、言わずと知れたブラット・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの実の娘だ)を演じていたエレノア・ワーシントン=コックスも忘れちゃいけない。
下手すりゃ成長後のエル・ファニングよりも可愛いかも。
で、メデタシメデタシで終ったはずのこの物語だが、再来月にはいよいよ続編がやってくる。
正直「その後」の物語にはあんまり興味がないのだけれども、この作品のラストと矛盾することなく、かつ蛇足にならない物語をきちんと見せてくれるのかは気になる。
<過去記事>