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ミュージカル『アルスラーン戦記』

ミュージカル『アルスラーン戦記』_e0033570_18492853.jpg「アルスラーン戦記」がミュージカルに!
9/5~8がCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、9/11~16がTHEATRE 1010、ということで楽日の昼の部を見に行ってきた。

脚本・演出が伊勢直弘、音楽・石塚玲依、出演は木津つばさ(アルスラーン)、加藤将(ダリューン)、斉藤秀翼(ナルサス)、熊谷魁人(エラム)、山田ジェームス武(ギーヴ)、立道梨緒奈(ファランギース)、岩戸千晴(アルフリード)、村田洋二郎(キシュワード)、内堀克利(カーラーン)、滝川広大(ザンデ)、伊万里有(ヒルメス)ら。

物語は小説版の1、2巻(「王都炎上」「王子二人」)が中心。
だがアンドラゴラス王やタハミーネ王妃はアンサンブルキャストが演じ、イノケンティス七世やギスカール、大司教ボダン、ヴァフリーズらは登場しない。
それに原作は田中芳樹の小説ではなく、テレビアニメ同様荒川弘のコミカライズ版ということらしい。

ミュージカル『アルスラーン戦記』_e0033570_18493728.jpgということでのっけから、良く知っている筈の世界で迷子になった気分。
ギャグシーンも多く、あれ?アルスラーンやナルサスってこんなに軽い性格だったっけ?と戸惑うこともしばしば。

アクション(殺陣)は凄いなと思ったものの、台詞も歌の歌詞も聞き取りにくいし、その歌が説明口調のものばかり。
登場人物が真情を吐露するのはわかるが、状況説明のナレーションや解説を、登場人物たちの歌にしなくても良いだろうに。
これ、ミュージカル仕立てじゃなかったなら、もう少し楽しめたのかも。

場内はしばしば爆笑の渦に包まれていたが、こちとらくすりとも出来ず。
元々他人より笑いの沸点が高いことは自覚しているが、これはやはり「自分の知ってる”アルスラーン戦記”じゃない!」という心理的なバリヤーが働いてしまったからかと。




by odin2099 | 2019-09-18 18:55 | 演劇 | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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