
ウエディングプランナーの桜井香菜は、恋人に二股をかけられていたことが発覚し、破局。
そんな時にお見合い写真を送りつけて来た母親に、咄嗟に「結婚相手はいる」と答えてしまったことから切羽詰まって占い師を訪ね、そこで紹介された婚活パーティに参加することにする。
早速パティシエ、サッカー選手、デザイナー、医者、流行作家らハイスペックのイケメンが10人現れて、香奈に次々とアプローチ。しかしパーティの主催者でもある占い師は香奈に、「10人の内9人は嘘つき」「でも残る1人は運命の人」と告げるのだった。
はたして香奈は嘘つきを見抜き、運命の人と巡り合うことが出来るのか――?
原作は恋愛ゲームアプリだそうで、主人公が持ち前の推理力で一人また一人と相手にダウトを突きつけていくのが痛快。
ラブコメディというよりはミステリー・サスペンス物として作られている。
主人公の香奈には堀田茜、彼女に接近してくるイケメンたちは稲葉友、西銘駿、藤田富、牧田哲也、岩永徹也、三津谷亮、水石亜飛夢、久保田悠来、佐伯大地、永山たかし、そして占い師には鶴見辰吾。
異様に<平成仮面ライダー>率の高いメンツが揃っている。
端から探偵ものっぽく進展していくので、「え、てっきり良い人だと思っていたのに?!」という意外性には乏しく、誰も彼もが胡散臭く見えるのだが、中盤以降になると「ああ、あの人は悪いヤツじゃなかったのか」と逆の意外性が感じられるようになる。
それに各人に対する情報が増えてくると、運命の人が誰なのか、最後がどうなるかは予想がつくようになるはず。
とにかく堀田茜が可愛いし、癖のあるイケメンたちの競演も愉しい。
途中ヒロインの「あわや?!」という危機シーンもあったりで、あっという間の1時間半だ。