なんだか”田中芳樹まつり”になってきましたが、今夏
ミュージカルを拝見してから何やら悶々としておりました。
まあ舞台としては良いかもしれないけれど、あれは「アルスラーン戦記」じゃないよなあ、という気分。
そこで最初のアニメ版を引っ張り出してきたのですが、リメイク版のアニメは絵柄も好きじゃないし…とこれじゃあすっかり懐古厨のジジイですなあ。
でも仕方ない。
絵柄も、キャラクターヴォイスも遥かに旧作の方が優ってるんですからねえ。
この作品は「アルスラーン戦記」第1巻の忠実な映画化。
当然、物語は「今始まったばかり」なのではありますが、舞台となっている世界はどんな感じなのか、どういったキャラクターが出てきてどういう状況なのかということは手っ取り早くわかります。
この時期の角川アニメは、角川書店から出ている小説や漫画の映画化が目立ちますし、いずれも”長いCM”といった按配ですが、これは独立した一本の映画としても面白く、かつ作品世界への入門編としても最適かな、と思います。
以前にも書きましたけど、本当はこの体制のまま最終巻までアニメ化して欲しかったんですけどねえ。
<過去記事>