人気ブログランキング | 話題のタグを見る

『マレフィセント2』(2019)


『マレフィセント2』(2019)_e0033570_21514673.jpgフィリップ王子のプロポーズを受けたオーロラ姫。しかしマレフィセントは猛反対。
それを何とか説得してお城へと向かうことを承服させたものの、歓迎の宴の席でフィリップ王子の母・イングリス王妃と早速険悪なムードに。
マレフィセントが怒りを露わにしたした時、なんとフィリップの父であるジョン王が突如倒れてしまう。
「マレフィセントの呪いのせいだ!」と叫ぶ王妃、なすすべくもなく立ち尽くすオーロラとフィリップ。
マレフィセントは城を後にするが、途中で消息を絶ってしまう。
だが全ては妖精界を滅ぼさんとするイングリス王妃の陰謀だった――!

前作に登場したオーロラ姫の父親もクズだったが、本作に登場するフィリップ王子の母親も相当なもの。
どちらも悲劇的な背景があるんだろうけど、同情する気はまるで起きない(というか、同情を誘うような演出にはなっていない)。
実父と義母の罪業に苛まれるオーロラ、それに巻き込まれ翻弄されるマレフィセントがいと憐れ。

お話の方は、いきなりマレフィセントの同族が出てきたり出自が明らかになったりと、明らかに後付け設定感が満載なのと、オーロラの人の良さが周囲の人(に限らず妖精たちも)を危機に陥れているのに本人に何の自覚もないのがイラつくのと、結構なメンバーが犠牲になっているのに何事もなかったかのような強引なハッピーエンドに持ち込んでるのが気になるが、それなりに愉しめるエモーショナルなアクションファンタジーに仕上がっている。
ま、ぶっちゃけ「蛇足」ではあるのだけれど…。
『マレフィセント2』(2019)_e0033570_21515867.jpg
マレフィセント役のアンジェリーナ・ジョリーは前作よりも可愛らしく見えたり、色っぽく(エロティックに)見えたりで、年齢を超越したまるで本物の魔女、もとい美魔女っぷりを如何なく発揮。
オーロラ役のエル・ファニングも、良い意味で前作から成長しすぎていない”少女”らしさを保っているのでOK。
そういやフィリップ王子は別人に交代しちゃってるけど、なんでだ?

【ひとこと】
美魔女といえば、ミシェル・ファイファーも負けてはいない。




Tracked from ふじき78の死屍累々映画.. at 2019-11-18 22:49
タイトル : 『マレフィセント2』『クロール』『楽園』トーホーシネマズ..
東宝フリーパス鑑賞をまとめて4本。 ◆『マレフィセント2』トーホーシネマズ府中2 ▲「デビル・ウィンーグッ」 五つ星評価で【★★★話は雑だが見所は多い】 後半の話の閉じ方がかなり雑だったり、物語としての難点を幾つも抱えてはいるのだが、そういう繊細な部分をすっ飛ばして、「まあまあそもそも原作原典と正反対に突っ走って我を通して出来た物語なんだから」と割り切って見ると楽しめる。話なんて嘘でど...... more
Tracked from 或る日の出来事 at 2019-11-19 07:59
タイトル : 「マレフィセント2」
今度は戦争だ!... more
Tracked from 映画に夢中 at 2019-11-20 16:41
タイトル : マレフィセント2
名作ディズニーアニメ「眠れる森の美女」でオーロラ姫に永遠の眠りの呪いをかけたマレフィセントを主人公に、アンジェリーナ・ジョリー主演で実写化した「マレフィセント」の続編。前作に続き、マレフィセントをジョリー、オーロラ姫をエル・ファニングが演じる。イングリス役に「アントマン&ワスプ」のミシェル・ファイファー。「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のヨアヒム・ローニングが監督を務める。あらすじ:マレフィセントがオーロラ姫との間に、恋愛でも血の繋がりでもない“真実の愛”を見つけてから数年後。オーロラ姫...... more
Tracked from いやいやえん at 2020-02-08 17:43
タイトル : マレフィセント2
【概略】 マレフィセントがオーロラ姫との間に、恋愛でも血の繋がりでもない‘真実の愛’を見つけてから数年後。オーロラ姫とフィリップ王子は、めでたく結婚することに。しかし婚礼の日、フィリップ王子の母イングリス王妃が仕かけた罠によってマレフィセントとオーロラ姫の絆は引き裂かれ、究極の愛が試されることになる。 ファンタジー .0★★★☆☆ オーロラ姫の結婚式が決まるが、親同士が顔を合わせた際に国同...... more
Commented by ふじき78 at 2019-11-18 22:47 x
アンジーの演技がとても蛇っぽい。まーそーね、鳥類と爬虫類は近いからね。爬虫類寄りのマレフィセントがオーロラ姫に愛嬢を抱いたのが奇跡なのか。いや、カッコウの托卵とかあるから鳥でも愛情はあるんか。
Commented by odin2099 at 2019-11-19 22:45
> ふじき78さん

アンジーが全然変わってないのが凄いです。
エル・ファニングも、途中で無理矢理成長を止められちゃった感はありましたが、ギリギリ”少女”を演じてましたね。
まー、しかしお話は蛇足だったなあ。
by odin2099 | 2019-10-19 21:57 |  映画感想<マ行> | Trackback(4) | Comments(2)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


by Excalibur
カレンダー