人気アニメを実写化、ということですが、元ネタは全然知りません。
しかし映画を見るにあたってアニメ版をチラ見したんですが、うーん、年齢的にはちょっと上だけど、玉城ティナの閻魔あいはヴィジュアルも喋り方もアニメにかなり寄せていて、これはかなりイケてる部類に入るんじゃ?
恨みを持った人が”地獄通信”というサイトにアクセスし恨む相手の名前を入力すれば、「地獄少女」が現れその相手は地獄に落ちて永遠の苦しみを味わう、という都市伝説があった。
ただ依頼者も死後には地獄へ行き同じ苦しみを味わうことになる、というのがミソ。

市川美保は、魔鬼というカリスマ的アーティストのライブで南條遥という少女と出会う。
この出会い方がトンデモで、ライブ中に美保に痴漢を働いたヤツを遥がボッコボコに叩きのめすという強烈なもの。
おまけに遥は「美保が美しい」から「美しいものが好き」という理由で接近してくるのだ。
そして偶然魔鬼と知り合った二人は、彼がプロデュースするインディーズアイドル御厨里美のライブのシケットを貰う。
二人はライブへ出かけるのだが、ライブ中に早苗は突然暴漢に襲われ、顔に大きな傷を負ってしまう。
しかも反省するどころか嘲笑う言動を取ったことでその相手を呪い、次はその犯人の母親が息子を死に追いやった早苗に復讐し…という具合に負の連鎖が続いていく。
魔鬼から早苗の代わりのヴォーカルを選ぶオーディションに誘われた二人だったが、合格したのは遥だけ。
しかも合格直後からどうも遥の様子がおかしい。
どうやら魔鬼に薬物を与えられ、洗脳されているのでは?
ということで物語が転がっていく。
これに最初に「地獄通信」のことを記事にし、事件が起こったライブにも立ち会っていたルポライターが狂言回し的な役回りを演じ、いくつかのエピソードを融合させる働きをするのだが…。
相手に復讐をするといっても爽快感とは程遠いし、ホラー映画であるのでそこそこのショッキングなシーンもあるのだが、なんとか自分にも耐えられるレベルの怖さということと、玉城ティナの魅力(魔力?)に引き込まれて最後まで完走出来た。
彼女は『惡の華』もそうだったけど、この世ならざる者にハマるな。
出演は他に橋本マナミ、楽駆、麿赤児、森七菜、仁村紗和、大場美奈、藤田富、波岡一喜ら。
脚本・監督は白石晃士。
最後まで見ることが出来た理由にはもうひとつ、事実上のヒロイン役である森七菜の存在も欠かせない。
守ってあげたい儚げな少女として登場するが、最後には自ら「地獄少女」を償還する荒々しさ、激しさを見せ、そのギャップは秀逸。
素朴にして純情可憐、しかしながら芯の強さを感じさせる彼女はここ一、二年で急速に注目を集めるようになったが、然もありなん。
今後の活躍も愉しみである。