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『ピンク・パンサー3』(1976)

題名こそ「3」だけれども、『ピンクの豹』、『暗闇でドッキリ』、『ピンク・パンサー2』に続くシリーズ4作目。
番外編の『クルーゾー警部』も含めれば実質5作目ということになるからややこしい。

『ピンク・パンサー3』(1976)_e0033570_19590372.jpg前作『ピンク・パンサー2』の続きになっていて、度重なる心労のあまりドレフュス元主任警部が精神病院へ収監されて3年。
治療の甲斐あってようやく退院というところまで漕ぎつけたものの、そこへ今や主任警部に昇進しているクルーゾーが見舞いに現れたことから再び精神に異常をきたす、というところから始まる。
そして病院を脱走したドレフュスは大物犯罪者を集めた悪の組織を作り世界の命運をその手に握る一方で、何が何でもクルーゾーを殺害しようとあの手この手で攻めてくる、というお話。

執拗にクルーゾーを付け狙うドレフュス、隙あらばクルーゾーに襲い掛かる使用人ケイトー、しつこいくらいに繰り返されるコテコテのギャグは健在だが、とうとう作品中にダイヤの”ピンクパンサー”は登場しないので、そういう意味では題名に偽りありだ。

ロシアの女殺し屋を演じたレスリー=アン・ダウンのバストトップがチラリと見えるサービスショットは嬉しいが、やはり全体的に古さを感じてしまい、笑うに笑えず逆にイライラが募ってしまうのは致し方なしか。

by odin2099 | 2019-11-25 20:00 |  映画感想<ハ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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