
かのアルセーヌ・ルパンが唯一盗めなかったというブレッソン・ダイアリー。
考古学者ブレッソン教授が残した謎を解き明かした者は、莫大な財宝を手にすることが出来るという。
そのダイアリーを狙い、ルパン、不二子、考古学を愛する少女レティシア、それにナチスの残党が入り乱れての争奪戦を繰り広げるという新作は、原作者モンキー・パンチの念願だった3DCG作品。
『ドラクエ』で色々と物議を醸した監督なだけに心配していたけれど、こちらは普通に面白い。
何が「THE FIRST」なのかさっぱりわからんが(”新しいルパン”の始まりってことみたいだけど)、王道をゆく「ルパン」らしいお話にしました、ということだそうだ。
モンキー・パンチ先生は完成作を見ることなく逝ってしまわれたが、製作は生前からスタートしていてストーリーはチェックしている模様。
しかしこれに満足していたのかなあ。

というのも宝探しの謎解きが、たまたま持っていたアイテムや主人公の身体能力頼みっていうのは頂けないし(そもそもそれじゃ”謎”じゃないじゃん。鞭を持った考古学者だって知識を総動員して立派に推理するのに…!)、王道もいいけれど逆に言えばどっかで見たようなシチュエーション、聞いたような展開ってこと。
「ラ〇ュタは本当にあったんだ!」って、もはや「ルパン」ですらない。
ラストシーンからエンディングテーマ(思わず「炎のたからもの」かと思っちゃった)への流れはモロに
『カリオストロの城』だし、40年経っても未だに呪縛から解き放たれずにいるんだもんねえ。
そして次元。
「これからも、もう少しやらせてもらいたい」とコバケンさんは仰ってますけど、声に力がないから台詞が聞き取りにくい。
申し訳ないけど、早々に後任を指名して勇退して頂きたいものです。
銭形のとっっあんの90年代以降もそうだったけど、やっぱり聴いていて辛すぎる。
あ、ついでにルパンも交替の方向で。
モノマネはもういい。新しいルパンが見たいんだよ。