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『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』

続編がやってくるので、前作をおさらい!
日本公開が昨年の春だったので、続編来るの早いなあと思ったのだけれど、あちらでの公開は丁度2年前の今ごろだったらしいので、ヒットして「それっ!」と取り掛かったとしたなら妥当なところかも。
そして新作はシリーズ4作目と明言されてるそうなので、ということはこの作品も正式に「ジュマンジ」、「ザスーラ」に続く3作目ってことに。
ただ「ジュマンジ」との関連性はきちんと描かれているけれど、「ザスーラ」はどう解釈したらいいのやら。

『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』_e0033570_22331892.jpgさてこの作品、主人公たちがゲームに半ば強制参加させられてしまうのは同じだけれども、自分たちの周りで色々なことが起きるんじゃなくて、自分たちがゲームの世界に閉じ込められてしまう、という形で変化を付けたのが成功した理由だと思う。
しかもゲーム世界では自分であって自分でない”もう一人の自分”――アバターが活躍する、というのも新機軸。「ジュマンジ」「ザスーラ」同様のボードゲームだったら、今じゃ受けなかったかも(いや、一周廻ってレトロな感じが刺さったかな)。

それに改めて見ると役者陣が上手いね。
ゲームのお話だしバカバカしい、なんて思わずにみんな真剣に取り組んでいる。
だから絵空事の中にリアリティが生まれ、見ているうちに作品世界に引き込まれていくんだろうね。
ちょうど主人公たちがゲーム世界に吸い込まれていったように、見ている我々もゲーム世界の住人と化すわけだ(プレイヤーではなく傍観者ポジションではあるけれど)。

ラストで現実世界に戻ってきた彼らはゲームを壊してしまうのだけれど、どうやら新作では密かに修理していて…ということから新たな冒険が始まるらしい。
別の登場人物たちが新たなゲームをプレイする形になるかなと思っていたけれど、どうやら完全な続編らしいので、それはそれで興味津々。

【ひとこと】
よくよく考えると1作目の「ジュマンジ」と本作の「ジュマンジ」は別のゲームだから、アラン・パリッシュがこのゲーム世界の中にいた、というのはヘンなんだよなあ。

<過去記事>



by odin2099 | 2019-12-11 22:37 |  映画感想<サ行> | Trackback | Comments(0)

「きのふの是はけふの非なるわが瞬間の感触を、筆に写してたれにか見せん」(森鴎外『舞姫』) HNは”Excalibur(エクスカリバー)”


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