今度の宮崎駿のクレジットは「脚本・美術設定・画面構成」。
これ、実質的に「原作・脚本・作画監督・演出」ってことじゃなかろうか?

前作は動物園から逃げ出してきたパンダ親子が中心だったけど、今度はサーカスを抜け出したトラの子どもがゲスト。
今のご時世じゃ、動物園やサーカスが”夢の世界”にはなかなかなりづらいだろうから、こういう設定のお話は成立しないのかも。
ちょっと寂しいですが。
お話はだいたい三つに分かれていて、最初はトラちゃんがミミ子やパパンダ、パンちゃんと仲良くなるお話で、続いてトラちゃんがサーカスの一員だということがわかり、ミミ子たちが団員や他の動物たちと知り合うという展開。
そして最後はいよいよサーカスが始まる日、その前夜からの大雨でサーカス団のいる街が水没してしまい、ミミ子たちが助けに行くお話、となる。
サブタイトルの「雨ふりサーカス」は物語全体の半分くらいにしか当てはまらないけど、作品全体の雰囲気はよく表している。
色々な事件は起きるものの悪人は一人も登場せず、出てくる人たち皆これ善意の塊。
絵空事ではあるけれど、どうせなら気持ち良く絵空事を愉しみたいもんですね。
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