霧の小次郎は処刑場から斑鳩隼人と桔梗を浚い、桔梗のみを大江山へ連れてくる。
彼は幼いころに生き別れとなった妹・胡蝶尼を探し、若い娘を次々と浚って来ていたのだ。
桔梗を自分の手下として菊丸の笛を奪わせようとするが、桔梗は身を挺して菊丸を救い、怒った小次郎は桔梗を谷底へ突き落す。だが彼女は山の麓に住む刀鍛冶の雪山に助けられたものの、すぐにまた浚われるのだった。

桔梗から小次郎のことを聞いた雪山は、思うところがあり大江山へ入り小次郎と対面。桔梗を浚ったのが小次郎ではないこと、そして小次郎こそが探し求めていた人物であると確信を抱く。
一方の斑鳩隼人は黒髪山に住む堤婆に囚われていたが、そこには幼い頃に浚われてきた胡蝶尼という若い娘がいた。また桔梗を浚ったのも堤婆であることがわかる。隼人は胡蝶尼を説得し、桔梗と共に逃げ出すことに成功するが、胡蝶尼は山に留められてしまう。
そこへ霧の小次郎が姿を現した。
第二部の主人公は霧の小次郎。
彼が浚ってきた桔梗と、彼の妹である胡蝶尼、それに斑鳩隼人が物語の中心になる。
菊丸は僅かな出番ながら、彼の吹く笛の音が小次郎の妖術に勝るということから小次郎に狙われていることがわかるが、萩丸は姿を見せず。
そして小次郎が実は足利将軍家の血を引く公子さくら丸であるという新事実も。
おぼろげながら大筋を把握している自分はまだ付いて行けるが、予備知識なしで初見の者にはチンプンカンプンな気もするが、国民的ヒット作故にそのことは共通認識ということか。
出演者も小次郎役の大友柳太朗(ビリングトップの”主演”)はじめ、桔梗の田代百合子、胡蝶尼に高千穂ひづる、斑鳩隼人の楠本健二が活躍し、中村錦之助の印象は薄い。
これだけのスケールの物語をよくもこれだけの時間でまとめようとしたものだと、逆に感心してしまう。