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『三つのアリバイ』<女子大生桜川東子の推理> 鯨統一郎

九つの殺人メルヘン」に始まり、「浦島太郎の真相」「今宵、バーで謎解きを」「笑う忠臣蔵(笑う娘道成寺・改題)」「オペラ座の美女」「ベルサイユの秘密」「銀幕のメッセージ」「テレビドラマよ永遠に」と続いてきたバー<森へ抜ける道>で繰り広げられる推理劇、<女子大生桜川東子>シリーズも遂に完結。

『三つのアリバイ』<女子大生桜川東子の推理> 鯨統一郎_e0033570_19225614.jpgスタートから早いもので20年が経つんだそうな(作中では工藤と山内が二年の服役を終えて出所したばかり、ということなのでせいぜい2年半から3年が経過したぐらいか)。
そして9編→8編→7編…と収録される短編は一つずつ減っていき、これがシリーズ初の長編となった。

前巻でメタフィクション構造であることが明らかになったこのシリーズだが、結局は長い一つのお話だった、ということらしい。
最終作では第一作同様”S89号”事件に戻り、そこでは描かれなかったあっと驚く真相が明らかになるのだが、これは最初の構想段階からあったのだろうか。

だとしてもあまりフェアじゃない、何となく後味の悪い終わり方になってしまったものだ。


by odin2099 | 2020-01-11 19:25 | | Trackback | Comments(0)

悪文礼賛


by Excalibur(エクスカリバー)
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