「仮面ライダー」から凡そ4年で新たな東映ヒーローの誕生。
実写で変身するグループヒーロー物としては元祖となる「ゴレンジャー」です。
この劇場版の脚本を担当したのは、TVシリーズのメインライターを務めた上原正三。
ということでこの作品も上原さんの追悼ということになりました。

2年間という長寿番組となった「ゴレンジャー」ですが、これまで劇場公開されたのは何れもTVのブローアップ版。
1年以上経ってようやく作られた劇場用新作は僅か20分の上映時間乍ら、TV版の撮影と並行して四国ロケを敢行する娯楽編。
これが編集で切り詰められたのではなく、当初からこの尺でまとめられていたのだとすればプロの技だろうなと思います。
ゴレンジャーは単に黒十字軍の怪人や戦闘員と戦うだけでなく、時には怪しい相手を尾行したり、密かに部屋に忍び込んで情報を入手したりといったスパイアクション物の雰囲気も十二分に醸し出し、一方でビキニ美女を出してサービスに努めるなど、人気絶頂期故に手を抜かずに子供を(そして一緒に見ている大人も)愉しませようという姿勢に好感が持てます。
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